序文口上

 

 

 

「…地下室。行けば解る。行け。俺はもう出る。數日は歸らぬ。頼んだぞ。」



 

「俺は、御前が、好きだよ。」








…さあ、奪へ。欲しいのなら力づくで奪へ。どんな事をしてでも手に入れろ。
御前の望むものは、此処に有るだらう。
「貴方は俺に何をさせたいのですか!こんな…こんな…恐ろしい、許されざる行為だ。」

 

拾壱
拾弐
拾参
拾肆
拾伍


拾陸
拾漆
拾捌
拾玖
弐拾

 

 ───誰も俺を愛して呉れなかつた。



弐拾壱
弐拾弐
弐拾参
弐拾肆
弐拾伍

 

 

 

「逃げないよ。此処に居る。───御前と一緒に俺は生きる。」

 

 

 

 

 

 

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